AIにまつわるさまざまな疑問について、未来の世界からやってきた謎の生物「ニャクセル」と、AIに明るい土橋克寿さん(どばしさん)がわかりやすく紹介する連載企画。第9回のテーマは「ポイントトラッキング(点追跡)」についてです。
「動画の中で動くものを自動で追いかけるなんて、本当にできるの?」というニャクセルに対し、「そうなんだよ!しかも、アイリアSDKを使えばCoTracker3モデルで動画内の任意の点を追跡することがたった10分で実装できるんだよ!」と、どばしさんはやさしく教えてくれました。
※本記事はアイリアの製品およびサービスを紹介するPR記事です。
質問するひと ニャクセル
答えてくれるひと どばしさん

Q1:ポイントトラッキングって、そもそも何ができるの?
動きを追いかけるって、具体的にどういうこと?何に使うの?
ポイントトラッキングは、動画の中で指定した点(ピクセル)がフレームごとにどこへ移動するかを追跡する技術だよ。CoTracker3を使えば、動画内のあらゆる点の動きを高精度に追跡できるんだ。
例えば:
・スポーツ映像での選手やボールの動きの解析
・動物の行動パターンの研究
・ロボットやドローンのモーション分析
・映像編集でのオブジェクトの追従エフェクト
アイリアSDKなら、この高度な技術をたった10分で試せるよ!
Q2:プログラミング初心者でも本当にできるの?
動きを追跡するって、すごく複雑な処理に見えるけど…専門家じゃないと無理じゃない?
大丈夫だよ!アイリアSDKを使えば、わずか数行のコマンドでCoTracker3を動かせるんだ。
Pythonなら実際の手順はこれだけ:pip3 install ailia でインストール(数分)
サンプルコードをダウンロード(数分:詳細はこちらの記事を参照)python3 age-gender-recognition-retail.py でコマンド実行(初回は約10分)
通常、こうしたAIモデルを動かすには複雑な環境構築が必要だけど、アイリアSDKなら驚くほど簡単に始められるよ!
Q3:どんな動画を用意すればいいの?
どんな動画でも追跡できるの?
基本的にはどんな動画でも大丈夫だけど、きれいに追跡するためのコツがあるよ。
✅ 使える動画形式:
・MP4、GIF: 一般的な動画ファイル
・様々な解像度: サンプルでは854×480などを使用
✅ 最適な条件:
・追跡したい対象がフレーム内に写っていること
・極端なブレや急激なシーン変化がないこと
・ある程度のフレームレート
CoTracker3は非常に高精度な追跡技術を使っているから、多少難しい条件でも追跡してくれることが多いよ!
Q4:どんな対象を追跡できるの?
人とか動物とか、何でも追跡できるの?
そうだよ!CoTracker3は特定の対象に限定されず、動画内のあらゆるピクセルの動きを追跡できるんだ。
追跡できる対象の例:
・人物: 手や足、頭の動きなど体のパーツ
・動物: 走る犬、飛ぶ鳥などの動き
・物体: ボール、車、落ち葉など動くもの全般
・背景: カメラの動きによる背景のズレも検出# サンプル動画で実行
python3 cotracker3.py
# 入力動画を指定して実行
python3 cotracker3.py --input input_video.mp4 --savepath output.gif
出力されるGIFでは、追跡された点がカラフルな線で可視化されるから、動きの軌跡が一目でわかるよ!
Q5:どのくらいの時間で処理できるの?
動画の追跡って、すごく時間がかかりそう…
初回はモデルのダウンロードが必要だから少し時間がかかるけど、2回目以降はとてもスムーズだよ。
処理時間の目安:
・初回実行: モデルダウンロード含めて数分
・2回目以降: 動画の長さや解像度によるけど、数秒〜数分程度(※環境による)# アイリアSDKで実行(デフォルト)
python3 cotracker3.py
# ONNX Runtimeを使用する場合
python3 cotracker3.py --onnx
アイリアSDKは高速な推論エンジンを搭載しているから、一般的なPCでも十分に楽しめる速度で動作するよ!
Q6:どんな用途に使えるの?
ポイントトラッキングって、実際どんな場面で役に立つの?
活用の幅は本当に広いよ!正しく使えば様々な分野で力を発揮するんだ。
✅ 活用例:
・映像制作: 動くオブジェクトにエフェクトや文字を追従させる
・スポーツ分析: 選手の動きを数値化してパフォーマンスを分析
・科学研究: 動物行動学や流体力学の実験データ取得
・AR/VR開発: 実世界の動きを仮想空間に反映
❌ 避けるべき使い方:
・プライバシーを侵害する監視目的での使用
・本人の同意なく人物の動きを追跡・記録すること
技術を楽しむためにも、倫理的なルールは守ろうね!
Q7:どんな環境で動くの?
私のパソコンでも動くかな?
特別なスーパーコンピューターは必要ないよ!
環境の例:
・Mac、Windows、Linux対応
・Python 3.6以降
・インターネット接続(モデルダウンロード用)
推奨環境:
・Apple Silicon Mac(M1、M2など):高速処理
・メモリ8GB以上:安定した動作
・十分なストレージ:モデルファイル保存用
アイリアSDKはGPU対応(CUDA、Vulkan、Metal)もしているから、ハイエンドマシンならさらに高速処理も可能だよ!
Q8:CoTracker3の品質ってどうなの?
追跡って、途中で見失ったりしない?
CoTracker3の品質は驚くほど高いよ!
品質の特徴:
・高精度な追跡: Transformerベースの最先端アーキテクチャを採用
・オクルージョン対応: 対象が一時的に隠れても、再び現れたときに追跡を継続できる
・効率的な学習: 従来のトップモデルの1000分の1のデータで学習されているのに高精度
・可視性の判定: 追跡点が見えているかどうかも同時に判定してくれる
Meta AI Research(旧Facebook Research)とオックスフォード大学が共同開発した、研究成果なんだ!
Q9:Optical Flowって何?CoTracker3との関係は?
ailia-modelsを見たら『Optical Flow Estimation』ってカテゴリにあったけど、それって何?
いいところに気づいたね!Optical Flow(オプティカルフロー)は、動画のフレーム間でピクセルがどう動いたかを推定する技術の総称なんだ。
ailia-modelsでは「Optical Flow Estimation」カテゴリにCoTracker3が配置されているよ。CoTracker3は「ポイントトラッキング」という手法を使っていて:
・特定の点を長時間にわたって追跡することに特化
・従来のOptical Flowの利点を取り入れつつ、長い動画でも安定して追跡できる
・複数の点を「一緒に」追跡することで精度が向上(名前の「Co」の由来)
同じカテゴリにはRAFTなど他のモデルもあるから、用途に合わせて選べるよ!
Q10:この技術の将来性はどうなの?
これからもっとすごいことができるようになるの?
間違いなく進化していくよ!将来性は非常に高いね。
今後の展望:
・リアルタイム化の進化: ライブ配信中のリアルタイム追跡がより高精度に
・3D空間への拡張: 2D動画から3D構造を復元する技術との連携(VGGSfMなど)
・自動車・ロボット分野: 自動運転やドローン制御での活用
・スポーツ中継の革新: 試合中にリアルタイムで選手の動きを可視化
映像制作の現場だけでなく、スポーツ、科学研究、AR/VRなど、様々な分野で活躍が期待される技術だよ!
まとめ:今すぐ始めてみよう!
わずか10分でCoTracker3モデルを実装し、動画内の点追跡を体験できたよね!
次のステップ:
・まずはailia-modelsをダウンロード
・簡単な環境構築でCoTracker3を体験
・自分の動画を使って、いろんな追跡パターンを試してみる
アイリアSDKを使えば、最先端のAI技術も自分の手元で簡単に動かせるんだ。ぜひ、この面白いポイントトラッキングの世界を体験してみてね!
参考リンク
- アイリアSDK公式ドキュメント(英語)
- アイリアモデルのチュートリアル(日本語版)
- アイリアSDK製品ページ(日本語)
- アイリア無償版ライセンス条件(日本語)
- CoTracker3のailia-modelsページ
- CoTracker3公式リポジトリ(Meta AI Research)
※本記事はアイリアの製品およびサービスを紹介するPR記事です。
土橋克寿
証券会社、ビジネス誌副編集長を経て2013年に独立。欧米中印のスタートアップ取材や、各国首脳・テック企業幹部へのインタビューを多数実施。Yahoo!ニュース エキスパートなど国内外メディアで執筆。2018年より株式会社クロフィー代表取締役として、AI開発・PRコンサルティングなどを手掛ける。
https://news.yahoo.co.jp/users/expert/dobashikatsutoshi
https://x.com/dobatty
https://chrophy.com
ニャクセル
人びとの未来を加速させるためにやってきた、AIやLSIなどの最先端テクノロジーにくわしい謎の生物。前任の「あいにゃん」とは遠い親戚。「◯◯だにゃ」としゃべるが、ねこではないらしい。アクセルの製品やサービスに関する情報を教えてくれる。好きな食べ物はドッグフード。嫌いなものはゴキブリ。
https://x.com/Nyaxell_Axell











