プロセッサ開発、次世代暗号、AIの超高速化——。アクセルのエンジニアたちは、好奇心を原動力に、世界最先端の技術領域へ果敢に踏み込み続けています。その軌跡を、3本の記事を通してお届けします。
About Axell
株式会社アクセルは、グラフィックスLSIを主力事業とする半導体メーカーです。長年にわたり培ってきたハードウェア設計と推論エンジン開発のノウハウを土台に、近年はAI、次世代プロセッサ、高度な暗号技術といった新領域へ積極的に挑戦を続けています。「エンジニアの好奇心から研究開発に挑戦できる自由な社風」を原動力に、業界の未来を見据えた技術投資を惜しみません。以下の3記事は、その最前線をそれぞれ切り取ったものです。
「プロセッサ開発の技術を次世代へ」
RISC-Vで目指す、拡張性とエコシステムの両立
次世代オープン命令セットアーキテクチャ「RISC-V」を独自に研究開発するアクセル。発端はエンジニアの技術的な好奇心でした。インテルやArmとは異なり、命令レベルからカスタマイズできるRISC-Vの拡張性は、エッジAI向けプロセッサのチューニングや産学連携プロジェクトへの活用など、アクセルならではの強みを最大限に引き出します。慶應義塾大学との共同研究も進行中で、プロセッサ技術の継承と発展を見据えた取り組みが続いています。
■RISC-Vのオープンスタンダードを活用しながら、独自拡張によりエッジAI向けに最適化したカスタムプロセッサを開発
■LSI開発のノウハウとソフトウェア技術(Linux・コンパイラ)を組み合わせた、一気通貫の開発体制が競争優位に
■慶應義塾大学との産学連携でOS高速化技術を研究し、プロセッサ開発人材の育成・継承に取り組む
特許登録件数 国内No.1達成。
アクセルが挑む次世代暗号「TFHE」の可能性
「暗号化したまま計算できる」——まるでSFのような完全準同型暗号TFHEの分野で、アクセルは国内特許登録件数No.1を達成しました。きっかけはコロナ禍のTwitterでの偶然の出会いから生まれた、IPAの「未踏」出身エンジニア・星月と京都大学研究者・松岡氏によるタッグ。「まず動かしてみる」開発者の直感と、数学的な理論構築の化学反応が、世界的にも類を見ないスピードで特許技術を生み出しています。将来的にはアクセルのAI製品「アイリア」への統合も視野に入れています。
■データを暗号化したまま計算するTFHEの「速度の壁」を、AIの推論処理に特化したアルゴリズム最適化で突破
■アクセルがLSIメーカーである強みを活かし、専用ハードウェア(FPGA/ASIC)での実装により世界水準の実用化を目指す
■医療・金融など高セキュリティ分野から、ゆくゆくは日常のAIサービスへの普及を見据えた技術基盤を構築中
AIの性能を限界まで引き出す。
アイリアの「AIコンピューティング」とは
AIモデルを「作る」だけでなく、現実のデバイスで「動かす」——その技術ギャップを埋めるのが、アクセルの技術を背景に持つアイリアの「AIコンピューティング」サービスです。半導体事業で培ったハードウェア近傍の最適化ノウハウと、自社開発AIフレームワーク「アイリアSDK」の実装経験を組み合わせ、AI・深層学習高速化、組込み高速化、画像処理高速化、GPU高速化の4領域で、GPUによる処理速度10倍以上の実績を誇ります。ソフトウェアの工夫にとどまらず、専用チップ設計まで一気通貫で対応できる点が他社との決定的な差別化要因です。
■AI・深層学習、組込み機器、画像処理、GPUの4分野でモデルの最適化・高速化・軽量化を一括支援
■要件定義から実装・最適化まで全工程に対応。社内AIエンジニア不足の企業のPoC・実験も代行
■半導体メーカー出身の知見でソフトとハードを横断対応。GPUで10倍以上の高速化も実現
技術の深さこそが、アクセルの競争力
RISC-Vによるプロセッサ自社開発、完全準同型暗号TFHEの特許No.1、AIの超高速化——。いずれも「エンジニアの好奇心」を起点に、ハードウェアの最深部から積み上げられた本物の技術力です。ソフトからチップ設計まで一気通貫で手がけられるアクセルだからこそ、他社が追いつけない価値を生み出し続けています。各記事では、それぞれの技術を担う開発者が、生の言葉で語ります。











